裏の犬をいじり倒す、うちの猫
日本のある小さな町で暮らす、A家のニャー子(仮名)は夜遊びが好きです。
でも、飼い主から夜8時から朝5時までの外出を禁止されているため、朝になると、待ちに待ったように外へ出て行きます。
お気に入りは裏にあるB家の納屋。でも、その納屋にたどり着く前に、犬が待ちかまえています。
今日もニャー子は忍び足でA家の茂みから、B家をうかがいます。まぬけ犬があくびをしているのが見えます。
生垣に近づくニャー子。
すると、早くも匂いを嗅ぎ付けた犬が、ギャンギャン!と威嚇。
でも、ニャー子はニヤニヤ。彼が鎖につながれているので、吠えるだけが精一杯だと知っているからです。しかも、老犬。
ここでいつもの「犬いじり」を楽しむニャー子。
生垣から自分の耳だけ出してみます。すると、怒る犬。
犬「(心の声)あ、くそ、耳だけ出しやがった!そんなとこにいたらネコ臭いんだよ!おまえこっち入ってくるんじぇねーぞ!」
ギャンギャンギャン! 飛びかかりたいのに、鎖で前にいけない老犬。ニャー子はほくそ笑んで、今度は鼻まで出して見せます。
ほらほら~、ここにいるよ~。
犬「(心の声)あ、あのバカ猫! 鬼ごっこやってんじゃねえぞ!このオレさまをだれだと思ってるんだ!」
ギャンギャンギャンギャンギャン!ちかくでもてあそぶウザい猫をぶっとばせず、ストレスで吠えまくる犬。
すると、ニャー子は次のいじりを仕掛けるのです。